akizoraのアウトプットブログ

駆け出しエンジニアの拙いアウトプット

Web系企業にエンジニアとして転職して2週間が経過したので前職のSIerとの違いを考えてみる

どうも、akizoraです。
2020年2月よりWeb系企業にエンジニアとして就職して2週間が経過した。
前職のSIerとの違いを考えてみます。

前職は何をしていたか

「システムインテグレーション」という名目ではなかったけど、いわゆるSIer業務だった。
ウォーターフォール型で開発を進めていき、システムを設計、開発、テスト、リリースまでを行う。

僕は前職はリリース後のシステム運用もやりつつ、機能追加の設計・開発もやっていた。
開発フェーズであれば開発は半月~数か月程度やるけど、全くコードを書かずに資料作成やテストで終わる期間もけっこうあった。

SIerとWeb系企業とで感じた違い

今月からWeb系の商材を扱う企業にエンジニアとして転職し、2週間が経過した。
もちろん、企業によって事情は様々だと思うけど、前職との違いを色々考えさせられた。
ただSIerとWeb系、というよりかは僕が感じた会社の違いかもしれない。

専門性が高まる

まず、「エンジニア」という職種で入社したので、基本的には

「コードが書けて、それを生業とする人」

と周りから思われている。
前職ではそんな事はなく、マネージャ層も皆なんとなくコードが書けたり、システムの言葉が何となく分かっていた。
ここでは、仕事が営業、デザイナー、管理等と分かれていて、皆と分業をしながら協力してサイトなりシステムなりを作っていく。
仕事の専門性が高まる分、求められるレベルは必然と高くなる。

スピード感

次に、「スピード感」だ。

前職もシステム開発を担う企業の割にはスピードが求められる会社だとは思っていたが、ここではもっとスピードが必要だった。
前職以上にスピード感が求められる気がした。仕事の専門性が高まった分、開発、作業に対する進捗が細かく求められる。

システム開発は一旦WBSが決まれば、後はそれに沿っていくだけなので、全体的にダラっとしながらでも進めていくことはできる。
(もちろんプロジェクトが炎上すれば話は別だけど。)
だけど、ここでは常に状況が変化して、その時その時で考えながら対応していく必要がある。(管理の問題かもしれないが)

テストに対する意識

また、僕が今いる職場だけなのかもしれないが、「テスト」に対する意識が希薄なように感じた。
とにかく動くものを作って本番に上げる、後は試行錯誤していこう、という文化を感じた。

システム開発であれば単体テスト結合テストシステムテスト等の過程を経るが、
(もちろん時と場合によるが)あまりWeb系では細かくテストする文化が無いように感じた。
これは「何を作るのか」ということにもよるのだと思っている。

BtoB向けの機関システムであれば、エラーが許されないシステムを作らなければいけないかもしれないし、
しっかりと工数をもらっている(はずな)ので、テストをしっかりやらざるを得ない。

資料化に対する意識

あとは、ドキュメンテーションへの意識の違い。
システム開発はドキュメント化を基本的には必ずするが、Web系ではあまり優先されない作業だと思った。
Web系では設計書や仕様書などは基本的にはなく、担当者とのチャットや電話、対面でのやり取りがそのまま仕様になる。

(もちろん会社によって全然違うけど)
ざっくり2週間で僕が感じたことをまとめると

・Web系は「エンジニア」としての成果へのプレッシャーがある
・Web系の方がスピード感が求められる
・「テスト」に対する考え方が異なる(プロダクトの違い)
・SIerはドキュメント化を推進する

管理されていてまったりやりたい人はSIerが向いてるかも。